この度「樂翠亭」を美術館として一般公開することにいたし、準備を進めてまいりましたが、2011年5月に開館の運びとなりました。「樂翠(らくすい)」とは緑を楽しむという意味です。西本願寺の光照門主が以前訪れられた際、庭園の東屋を樂翠亭と名付け揮亳されたのを今に受け継いでおります。ここを訪れる皆さまには、四季の移ろう庭園の美と共に日本建築の匠の技や、和の空間で見る工芸や絵画、そして現代美術までをゆったりと鑑賞して頂けましたら幸いでございます。
樂翠亭美術館が美術に親しむ場となり、またアートの発信地として、芸術文化活動の拠点として、多くの方達に愛されることを願っております。何卒お引き立てを賜りますようお願い申し上げます。